ANN DEMEULEMEESTER(アンドゥムルメステール)の買取ならフクフクへおまかせ下さい。

ANN DEMEULEMEESTER

アンドゥムルメステール

ブランドについて

ANN DEMEULEMEESTER(アンドゥムルメステール)は1959年にベルギーのコートヤックに誕生し、「幼いころから洋服に興味がありファッション業界に身を置く事が夢だった」というファッション好きな少年だったそうです。その後は幼少期からの夢を叶える為にファッション界の名門校であるアントワープ王立美術アカデミーに入学してファッションデザインを学び1981年に卒業しました。

そして1985年に自身の名前を付けたファッションブランドを夫と2人で設立し、翌年の1986年にアントワープ王立美術アカデミーの卒業生である5人と共に「ブリティッシュ・デザイナーズ・ショー」に出展して、現在では伝説となっている「アントワープの６人」と話題となります。あのMaison Martin Margiela（マルタン-マルジェラ）やDRIES VAN NOTEN（ドリス-ヴァン-ノッテン）、Dirk Bikkembergs（ダークビッケンバーグ）など７人で参加しています。この出来事は後に「アントワープシックス」と呼ばれるれる様になり（マルジェラは途中でゴルチエに就職したのでカウントしていないそうです）「アントワープセブン」なんて呼ばれることもあり諸説あるので気になる方は調べてみて下さい。

その後1992年に活動の拠点をフランスのパリに移し、パリでのコレクションデビューを果たします。また1996年には待望のメンズコレクションも発表され、注目され、レディース、メンズともにアバンギャルドなデザインのランナップが充実する様になりました。

2005年にパリコレクションにも参加し精力的に活動をしていましたが、ブランド創始者であるANN DEMEULEMEESTER(アンドゥムルメステール)は2013年に25年にわたり務めていたデザイナーを辞任します。その後は、Culture Award（カルチャーアワード)という名誉ある賞を受賞した経歴を持つSebastien Meunier(セバスチャン・ムーニエ)をしっかりと引き継いで、中心となりブランド運営をしていました。

また近年の2022年にはベルギーのインテリアブランドSERAXとのコラボレーション企画でお皿やコップなどを発表しました。デザインはもちろん「シンプルなモード感」といったところでしょうか。ブランドの世界観が前面に押し出された素晴らしい食器に仕上がってファッション好きだけでなくインテリア好きの方もファンになった事でしょう。

特徴や魅力について

「優れたファッションとは、無秩序と反逆精神が溢れるロックミュージックのようなもの」と語っており、その黒と白を使ったモノトーンカラーの印象はアバンギャルドな雰囲気を持っています。この「新しいモード」なデザインを取り入れ、細かいディテールにこだわり非常に繊細なシルエットもたいへん魅力的です。

また使用する生地の素材にもこだわっていて、特に「質感」を表現することにはこだわりが感じられます。時代のトレンドに敏感になり、その対応をしていく事はブランドとして正解だと思いますが、ANN DEMEULEMEESTER(アンドゥムルメステール)はトレンドにとらわれず、タイムレスでクラシックなモダンスタイルを追求しています。またカッティングは独特なアシンメトリーなカットで少しフェミニンの要素も含んでいますので、ミニマルな印象を受けるかと思います。彼女のデザインするものはもはや芸術作品のレベルまでに到達しているといえるのではないでしょうか。