ETTINGER
エッティンガー
ETTINGER(エッティンガー)について
1934年にイギリスのロンドンにてGerard Ettinger(ジェラルド・エッティンガー)氏によって設立されたレザーアイテムを製造するブランドです。エッティンガーの家系は代々にわたり「英国軍の縫製職人」で、馬具の鞍(くら)に見立てた素材の使い方を採用したハンドメイド製が評判になり、「フォートナム&メイソン」、「バーニーズ・ニューヨーク」、「バーグドーフ・グッドマン」、高級百貨店の「ハロッズ」、などの有名ストアからレザー製品のオーダーが続々と入るほど人気でした。当時ロンドンやニューヨークでは「HAND MADE IN ENGLAND」のレザー製品を使用することが紳士のバロメーターとなるほどまで、その知名度は世界に知れ渡ることとなります。
その後1996年にチャールズ皇太子より王室御用達の印である英国王室御用達(ロイヤルワラント)の栄誉を賜り、そして2000年には「ギフト・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど輝かしい功績を残しています。またちょうどその前の1999年、日本に上陸してファッションに敏感な紳士を中心に人気を集め、現在では財布やバッグ、その他の様々なレザーコレクションを展開しています。2010年には、高級店が立ち並ぶことで有名な銀座にショップをオープンしています。
カラーの革命児と呼ばれる
ブランドの代名詞でもある「ツートンカラー」は現代では定番のカラーとなっていますが、当時は黒一色の財布がほとんどでした。そこでこのツートンカラーの財布を発売するとたちまちに話題となり、その優雅な配色を求めて多くの人々が買い求めるほどでした。
また英国王室のカラーである紫は「ロイヤルパープル」と呼ばれ、王室から認められたブランドにしか使用許可が下りないという貴重なカラーです。このロイヤルパープルはイギリスの紙幣であるポンド札にも使用されていて、ETTINGER(エッティンガー)というブランドが高く信用されていることが分かります。
ブランドの信頼
現在ETTINGER(エッティンガー)イギリスを代表するレザーブランドにまで成長し、その高い技術力で「英国王室御用達」になり、チャールズ皇太子やトニー・ブレア元首相なども愛用しています。またカントリーブーツで有名なTricker’s(トリッカーズ)も「英国王室御用達」のブランドとなっています。日本でいう「宮内庁御用達」みたいなものです。
気になる方は手に取って「王冠に羽3つ」のマークを確認してみて下さい。ちなみにロイヤルワラントという習慣はなんと「1155年」から続いているとても格式高いものとなります。歴史が古すぎと思わず恐れ多い気持ちになってしまいますね。
高い技術力について
ETTINGER(エッティンガー)のクオリティを支えるのはバーミンガムにある自社工場で、エッティンガー家が代々に渡って継承してきた高い技術力は本物で、熟練工によりハンドメイドにこだわったモノづくりを行っています。そしてブライドルレザーの特徴である堅牢で耐久性のある分厚い革の裁縫は非常に難しく、その細かいステッチの仕上げは経験がものをいいます。ついつい技術面に目がいきがちですが、何よりも「良い物を作る」という基本的な信念を現在でも持ち続けるメンタリティには驚かされます。これからもずっと高品質のレザーアイテムを生み出し続けていって欲しいものです。

「英国御三家」とは
ヨーロッパではレザー製品のブランドは古くから数多く存在しますが、その中でもETTINGER(エッティンガー)の製品の信頼度は非常に高く現在では「英国御三家」のひとつと呼ばれるまでになりました。その3つのブランドを紹介させていただきます。
- Whitehouse Cox(ホワイトハウス コックス)
- GLENROYAL(グレンロイヤル)
- ETTINGER(エッティンガー)
歴史の古い順で並べると、1875年誕生のWhitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)、1934年誕生のETTINGER(エッティンガー)、1979年誕生のGLENROYAL(グレンロイヤル)の順番になりますのでご参考までに。
コラボ企画
あまり他ブランドとのコラボアイテムを発売しないETTINGER(エッティンガー)ですが、ストリートファッションの代表的ブランドのSTUSSY(ステューシー)とのコラボは正直驚きました。
ETTINGER(エッティンガー)をお売りになるなら
使えば使うほど味わいの出てくるもので、その無駄のないシンプルなデザインが紳士たちの心を鷲掴みにしています。その皆様が長年大切にされたETTINGER(エッティンガー)のバッグ、財布などフクフクでは次に必要とされる方へ橋渡しのお手伝いをさせていただきます。福岡市内を中心に出張買取。宅配買取は全国対応しております。まずはお品物をお手元にご用意のうえ、お気軽にお問合せ下さいませ。ひとつひとつ丁寧に査定をさせていただきます。
ひとつずつ丁寧な査定