SONIA RYKIEL
ソニアリキエル
ブランドの歴史
1930年にフランスのパリ生まれたSonia Rykiel(ソニアリキエル)はルーマニア出身の父親とロシア出身の母親を持つ東欧系ユダヤ人です。その後1953年にブティックのオーナーと結婚をしています。1962年の妊娠中に自分が着たいようなマタニティウェアが見つからなかったことから、自身でセーターとドレスのデザインを始めます。そしてマタニティドレスとニット服を、夫のブティック「Laura(ローラ)」で販売を始めました。そうすると「ELLE」誌の表紙を飾るほどの人気となります。
その後1966年にSONIA RYKIEL(ソニアリキエル)を設立し、パリのサンジェルマン・デュ・プレに自身のブティックをオープンさせました。普段着に使用されていたジャージー素材をスタイリッシュなモードに仕立て、ニットをファッショナブルに変貌させることに成功しました。その貢献からしばしば「ニットの女王」と呼ばれることとなります。
1988年にはブランドとしては初めてメンズコレクションに進出し、メンズものは自身の夫の着る服をイメージしたそうです。その後、子供服、フレグランス、コスメやアクセサリーにも進出し、幅広く事業展開を行いました。
ファッション以外の活動にも積極的で、小説や自伝の執筆、映画出演などでも多岐に活躍します。そしてフランス文化省から勲章を3度受勲するなどの功績を残しました。子供向けのお伽話、小説「赤い唇」、ファッション哲学を語った「裸で生きたい」、「ソニア リキエルのパリ散歩」、その他にも自伝の執筆など作家としても大活躍します。1994年にはロバート・アルトマンの映画「プレタポルテ」に出演、マルコム・マクラーレンと彼のアルバム「パリ」でデュエットもしています。
2007年にはLANVIN(ランバン)やMartine Sitbon(マルティーヌ・シットボン)、Blumarine(ブルマリン)などで務めたチーフアシスタントをしていたGabrielle Greiss(ガブリエレ・グライス)がクリエイティブ・ディレクターに就任しますが、2年後の2009年、ガブリエレ・グライスは辞任してしまいます。
その後はソニアと娘ナタリー・リキエルがブランドを率いていたが、2011年、新クリエイティブディレクターに、エイプリル・クライトンを任命すると発表があり、翌年の2012年、ファースト・ヘリテージ・ブランズ社と提携し、大規模な組織再編を実施します。
2014年、アーティスティック・ディレクターにJulie de Libran(ジュリー・ドゥ・リブラン)を起用しました。Julie de Libran(ジュリー・ドゥ・リブラン)氏はファッション業界で有名なMARC JACOBS (マークジェイコブス)の右腕として、LOUIS VUITTON(ルイ-ヴィトン)のウィメンズウェア、プレタポルテのクリエイティブ・ディレクターを担当していたほどの敏腕です。また2015年、東京の青山に新ショップをオープンせせています。
2016年8月、メゾンの創始者であるSONIA RYKIEL(ソニアリキエル)が死去し、多くの人が悲しみました。
2018年秋冬コレクションを最後にSONIA RYKIEL(ソニアリキエル)コレクションの展開を終了することを発表し、翌2019年、惜しまれながらもブランドが終了します。そして経営不振のため破産してブランドが終了することが決定してしまいました。
日本ではオンワード樫山と提携していた事もあり、割とブランド名は広く知られていたが、2018年秋冬コレクションを最後にブランドコレクションは終了することの発表がありました。
2019年、ファッションECサイト「ショールームプリヴェ」の創業者、エリック&ミカエルのダイヨン兄弟がブランドを買収。ECとして復活しています。
特徴
上質の生糸や、異なる材料の組み合わせで編み込んだ鮮やかなのニットは、パリ・サンジェルマンデプレをイメージして制作されたと言われています。その凝った編み込みやアップリケ、革新的で大胆なカラーの組み合わせが、他メーカーの追従をゆるさない正にオンリーワンのブランドに成長させています。
当時ニット製品はあくまでもファッションの脇役でしかなく、それを高級品として昇格させたのが、ソニア・リキエル(SONIA RYKIEL)で、代表的な、ボーダー柄のニットドレス、縫い目や裏地をわざと表に出した凝ったデザインのワンピースやスーツ、黒をベースにしたシック&カジュアルなファッションアイテムを生み出し、彼女はいつも女性のためにと考えて生活していました。
SONIA RYKIEL(ソニアリキエル)の買い取り
「ニットの女王」として多くの女性たちから憧れの的となったSONIA RYKIEL(ソニアリキエル)のお洋服やバッグ、靴のアイテムたちを、フクフクが次に必要な方へと橋渡しのお手伝いをさせて頂きます。
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