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DANTON

ダントン

DANTON(ダントン)について

近年の日本でも街中で見かける事が増えてきているDANTON(ダントン)ですが、意外とそのブランドの歴史を知っている人は多くありません。ここではその歴史について触れていこうかと思いますので、最後までお付き合いくださいませ。

フランスのロワレシェール県シャートルで1931年に「MANUFACTURE TEXTILE DU CENTRE」という工場が設立され、ガブリエル・ダントン氏はこの会社を姉から買い受けます。そして1935年にブランド名をDANTON(ダントン)命名し商標登録を行いました。当初の主力商品は労働者たちへのカバーオール、ブルゾンやパンツなどのワークウェアを作っていて、その他にもコックさんやレストランスタッフ向けのジャケットとパンツ、ガーデニング用のエプロン等を製造していました。現在ではお洒落な街着として日本では多く見られるようになりましたが、最初は「作業着」のイメージが強かったみたいです。

その後順調に事業は成長して1965年には従業員40人という大きな会社になり、当時はフランスのパリ市内には町工場や運送業者、リペアショップなどが多く商売していたので、それに伴い数多くのユニフォーム・ショップが存在していたため、パリやノルマンディーを中心に販路が拡大していきました。当時はパリ市内メトロや行政機関、フランスの国鉄にユニフォームを供給していました。またパレ・ロワイヤル近くに支店兼倉庫を構える事によって多くの在庫を持つ事が可能となり、急な要望にも即対応できる体制をとって成長していきます。

1989年からフランスのフレールの「ODON DELCROIX社」がマネージメントを行っていて、現在はフランス・ルリュドの「TRANS HOLDING社」がブランドをマネージメントしています。また日本ではボーイズ社が代理店として展開していて、多くのセレクトショップで見かける事が出来ますので、実際に着用してみたい方は最寄りのショップに足を運んでみて下さい。

また価格帯ですがそこまで高くはありません。特にダウンはどのメーカーでも高くなります（有名どころでいうとMONCLER（モンクレール）やCANADA GOOSE(カナダグース)やDUVETICA(デュベティカ)などあります）が、DANTON(ダントン)のダウンはお手頃価格ですので比較的入手しやすいブランドです。またモード感よりもカジュアル感を求めている方にはピッタリで、日常着として気軽に着用できるのがとても魅力的です。あまり着飾らなくてよく自分らしさを最大限に発揮できるところが人気の秘密ではないでしょうか。

コラボアイテムについて

DANTON(ダントン)はセレクトショップとコラボする事が多くBEAMS(ビームス)やEDIFICE(エディフィス)、FREAK’S STORE(フリークスストア)などの別注モデルが数多く存在します。このセレクトショップでのコラボのおかげで日本に浸透したかもしれませんね。若者だけでなく40代や50代の男女問わず、幅広い世代で人気のあるブランドになっています。