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GUCCI(グッチ)の歴史について

イタリアを代表するラグジュアリーブランドであるGUCCI(グッチ)は、ファッション関連はもちろんの事、時計やコスメなども展開しています。この世界的にハイブランドとして認知されるまでになったGUCCI(グッチ)の歴史について簡単ですが説明させていただきます。

1881年にイタリアのフィレンツェにて創設者のGuccio Gucci(グッチオ・グッチ)は「ガブリエロ」という麦わら帽子を製造する会社の息子として誕生しました。イギリスのロンドンの「サヴォイホテル」でホテルマンとして勤務をしながら、高級で上質なブランドアイテムについて勉強していました。ちなみにこの「サヴォイホテル」は超高級ホテルとして有名です。このホテル勤務の経験が後のブランドの上品さやエレガントさに繋がったのかもしれませんね。

ホテルの退職後に故郷であるイタリアに戻り、1921年にフィレンツェに旅行バッグや馬具などの高級皮革製品店を創業したところからブランドの歴史は始まります。短い期間で売り上げを伸ばし2年後の1923年には2店舗目をオープンさせるなど事業は順調に成長していきました。

その後、次々と新たに店舗をオープンさせて順調に進んでいましたが、第二次世界大戦が勃発した事で牛革の使用が困難となり調達に苦しみます。質の良い製品を作るための代替案として「キャンバス地」の使用を始めます。このキャンバス地にコーティングを施すことで高級感ある仕上がりとなり注目を集めました。さらに「レザーを使用しないバッグの持ち手」も考案して、その代替素材として使用した竹が「バンブーバッグ」の始まりです。これが今までにない斬新なアイデアとして話題となります。

そして1940年代後半にはイギリスのロンドン、フランスのパリに店舗展開していき、1950年代に入るとアメリカのニューヨーク、ロサンゼルスへと積極的に店舗を展開していきます。「ビットモカシン」や「バンブーバッグ」などの素晴らしい製品が広く知られるようになり、五男であるロドルフォが映画関係の仕事をしていることもあり、映画の小道具にGucciの製品が用いられるようになりました。その事により芸能界にも注目される事となり、世界中のセレブリティたちから愛される様になります。

1953年に創業者Guccio Gucci(グッチオ・グッチ)が亡くなると、三男のアルドが事業を継承します。1960年代半ばには、伝説的な「二重のGロゴ」を使って新たなシンボルとなります。この時に登場したホースビット金具のついたクラシックモカシンは、アメリカのニューヨークのメトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートでの永久所蔵品となっているほど価値のあるものです。その後20年以上にわたり数多くの富豪層からの支持を得て事業は順調に成長していき、この当時はまさに「黄金期」と呼ばれる全盛の時代を迎えています。

しかしその黄金期の時代は続かず、1984年に継承争いが起こり、この争いによってブランドイメージは一気に悪くなり衰退してしていきます。しばらくブランドは低迷しましたがPERRY ELLIS（ペリー エリス）で働いていたTOM FORD（トム・フォード）が1994年にクリエイティブディレクターに就任した事によって業績は回復していきます。新ディレクターのTOM FORD（トム・フォード）は黄金期の商品をイメージしたコレクションを発表して、従来のエレガンスなクラシック路線ではなく「モード感」を全面的にを打ち出す方針を取りました。このモードでスタイリッシュな提案で今までのブランドイメージを大幅に刷新する事に成功し、GUCCI(グッチ)ブームを再び巻き起こしました。

1995年にはCEOににドメニコ・デ・ソーレが就任する発表があり、フォードのデザイン、デ・ソーレの活躍もあって順調に事業は回復していきます。1999年にはフランスの流通・ラグジュアリーグッズにおける大手PPR社(現ケリング社)と戦略的業務提携によって「グッチ グループ」となります。

その後わずか数年間で数多くのブランドをグループに獲得していて、BALENCIAGA(バレンシアガ)、BOTTEGA VENETA(ボッテガ-ヴェネタ)、sergio rossi(セルジオロッシ)、YVES SAINT LAURENT(イヴサンローラン)、BOUCHERON(ブシュロン)、ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダーマックイーン)などそうそうたるブランドです。また2002年にはからSTELLA McCARTNEY(ステラマッカートニー)がデビューしています。

2004年に残念ながらTOM FORD（トム・フォード）が退任しますが、彼の残した功績はとても大きいものでした。また同年には「グッチグループ」は「PPRのグループ会社」となっています。物凄い手腕を発揮していたTOM FORD（トム・フォード）の後任にウィメンズウェアコレクションのクリエイティブ・ディレクターにAlessandra Facchinetti(アレッサンドラ ファッキネッティ)が就任する発表があり、メンズウェアはジョンレイが担当し、アクセサリーはFrida Giannini(フリーダ ジャンニーニ)が担当する事になりました。

その後、Alessandra Facchinetti(アレッサンドラ ファッキネッティ)とジョンレイが辞任する事になり、Frida Giannini(フリーダ ジャンニーニ)が2006年から2人の分の担当も行い「ウィメンズ・メンズコレクション」、「アクセサリー」のすべてを担当する事になります。その後、クリエイティブ・ディレクターのFrida Giannini(フリーダ ジャンニーニ)の退任の発表があり、同時にパトリツィオ・ディ・マルコCEOも同月に退任しました。Marco Bizzarri)(マルコ・ビッザーリ)が後任として起用されています。

2019年には「balaclava knit top black」として販売されていたブラックカラーのタートルネックセーターがブラックフェイスを想像させるとしてSNSを中心に批判の声が上がり発売が中止される事態になりました。これは口元まで延びる襟に大きな赤い唇がデザインがされていたそうです。

また2021年には世界的有名アウトドアブランドであるTHE NORTH FACE (ノースフェイス)とコラボし、そしてお馴染みのキャラクターである「ドラえもん」とのコラボアイテム「ドラえもん X グッチ(DORAEMON X GUCCI)」を発売し大きな反響を呼びます。

2021年には新たなフラグシップショップ「グッチ名古屋メイエキ」が、名古屋三井ビルディングオープンさせ、さらには東京の銀座には2店目のフラッグシップショップ「グッチ並木」をオープンさせるなど積極的に日本への事業展開を行っています。GUCCI(グッチ)がプロデュースするイタリアンレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ」が日本上陸し、ファッション関連以外の展開も行っています。2022年春コレクションではBALENCIAGA(バレンシアガ)とのコラボレーションアイテムを発売するなど、近年においてはブランドとのコラボ企画に積極的です。これは他のブランドにおいても同じことが言えますが、一言でまとめるとお互い「WIN WINの関係」と言え、今後もこのコラボレーション企画は続いていく傾向にあると思います。

また2022年には前述していますが、グッチ一族の崩壊を描いた映画『ハウス・オブ・グッチ』が日本公開し。主演にはお騒がせアーティストのレディー・ガガが務め、監督をリドリー・スコットが務めました。気になる方は是非一度観て下さい。2022年にはクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが退任しました。翌年の2023年にVALENTINO GARAVANI(バレンティノ)でファッションディレクターを務めていたSabato De Sarno(サバト・デ・サルノ)がクリエイティブ・ディレクターに就任する発表がありました。

GUCCI(グッチ)をお売りになるなら

長きに渡り品質の高いアイテムを提供し続けてくれるGUCCI(グッチ)は、世界的有名な人物からも愛されるブランドです。過去には大女優「オードリー・ヘップバーン」や「キャメロン・ディアス」などの華やかなハリウッドスターや、モナコ王妃である「グレース ケリー」もGUCCI(グッチ)愛用していたそうです。特に「グレース ケリー」の話は有名でありモナコ大公と結婚する際には引き出物としてGUCCI(グッチ)の製品を準備するほどの愛好家です。

フクフクでは世界中、そして男女を問わず愛されているGUCCI(グッチ)の製品を次に必要とされる方へ橋渡しのお手伝いをさせていただきます。福岡市内を中心に出張買取。宅配買取は全国対応しております。まずはお品物をお手元にご用意のうえ、お気軽にお問合せ下さいませ。ひとつひとつ丁寧に査定をさせていただきます。