material
素材について
洋服の素材って何種類あるの?
現代の私たちの生活には欠かせない衣類ですが、その素材についてここでご紹介させていただきます。是非とも興味のある方は最後までお読みくださいませ。
天然繊維
①綿(コットン)
まずは我々に最もポピュラーな素材である綿ですが、綿花から採取されるものでインナーからアウター、下着等に幅広く使用されていて、最も手に取る機会が多いかと思います。綿(コットン)の歴史はとても古く、メキシコでは約8000年前から綿栽培をしていたと言われています。日本へは8世紀に中国から輸入されて広まり、現在ではアメリカやインド、中国などで盛んに栽培されています。
強度もまずまずで直にアイロンを当てられる利点もあります。ただデメリットとしてシワになりやすく、特にコットン100%のシャツはスチームアイロンでもなかなか伸びません。洗濯したらなるべくシワを伸ばした干す事をおすすめ致します。あとコットンは吸水性があるので厚手のトレーナなどはなかなか乾きにくくあります。これ以外は特に気にせずにラフに使用できる所はとても魅力的です。
またこのコットンの世界は奥が深く、有名な「世界3大コットン」と呼ばれるものが存在します。
「スーピマコットン」
ユニクロでこのスーピマコットンが有名になったと思いますが、元々ペルーのアンデス山脈でのみで栽培されていました。「スーピマ」とは「Superior Pima(高級ピマ)」を略したもので、現在はアメリカ南西部を中心に栽培された高級綿をピマコットン、スーピマ協会の基準をクリアした製品を「スーピマコットン」と呼んでいます。
スーピマコットンの特徴としましては繊維が細く、長さは通常の繊維の約1.4倍ほどの35mm以上と非常に長いものです。肌触りはしっとりとして「綿のカシミヤ」と呼ばれるほど上質な素材です。そして繊維が細い割にわりと耐久性があり日常使いのご使用も問題ありません。また洋服だけでなくタオルやバスローブなどにも使用されています。特に「今治タオル」などは有名かと思います。
ユニクロをはじめ、Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)、FENDI(フェンディ)、Paul Smith(ポールスミス)、STONE ISLAND(ストーンアイランド)などの世界的有名ブランドも採用しています。また日本のブランドでも採用していてA.PRESSE(アプレッセ)やAURALEE(オーラリー)、COMOLI(コモリ)など今勢いのあるブランドも使用して高品質なアイテムを作っています。
「ギザコットン」
エジプトのギザ地方で栽培されている綿花を材料とするコットンで、ギザ地方は乾燥しやすい砂漠地帯であるため植物はなかなか育つ事が困難な気候です。この過酷な環境下の中で育ったギザコットンはとても良質なコットンとなります。それゆえに生産量も少なく希少なものとなっています。「白いゴールド」などとも呼ばれるほど高級品として扱われています。
タグ付けとでもいいましょうか、ギザコットンは開発順に番号が振り分けわれています。GIZA1~GIZA89まで過去に存在していましたが現在では「GIZA45」や「GIZA87」、「GIZA93」などが残っています。その中でも「GIZA45」が最高品質といわれていて、繊維長が最も長く、その手触りは滑らかでシルクに例えられるほどの上質なコットンです。
繊維の長さがとても長いので強度に優れていて、適度な油脂分を含んでいるので柔らかな風合いはヨーロッパでは新生児用の贈答品としてよく取り扱われていました。また繊維は中心部分が空洞になっている為に、熱が伝わりにくいのでギザコットンが使われている布団や洋服は熱を放出しにくく寒い冬でも快適に過ごすことが出来ます。
「新疆綿(しんちょうめん)」
中国の新疆ウイグル自治区で栽培されるコットンです。これは繊維が超長綿のなかでも特に長くソフトな肌触りがとても見直的です。
以上が代表する「世界3大コットン」の説明でしたが、それ以外に個性的なものがあります。
- オーストラリアコットン
- ペルーコットン
- ドワーフコットン
- ブラジルコットン
- 海島綿(シーアイランドコットン)
- インドコットン
- ジンバブエコットン
- デシコットン
- アップランドコットン
現在コットンを生産している国は100カ国以上ありますので、それぞれの品種によって異なる風合いがあります。
「オーガニックコットン」について
産地とは別ですが「オーガニックコットン」というものが存在します。通常、コットンの前に産地の名前が付くのがほとんどですが、このオーガニックコットンは名前の通り農薬や化学肥料を使用せず、有機栽培で育てた綿を使用します。さらに加工時も化学処理を行わない徹底ぶりです。これはGOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)によって制定されたオーガニック農法に従っているものです。
厳しい基準が定められていて下記の方法で生産されたものだけを「オーガニックコットン」と名乗る事ができます。
- 合成化学物質を3年以上使用していない農地で、合成化学肥料を使わずに育てられたもの
- 除草・害虫駆除は化学製品の入っていないものを使用する
オーガニックコットンの生産国はインドが全世界の生産量の51%もの割合を占めていて、その他は中国・キルギス・トルコ・タジキスタン・アメリカ・タンザニアの7か国が全体の97%を占めています。
また「オーガニックカラードコットン」と呼ばれるものもあり「茶綿」や「ナチュラルカラードコットン」などと呼ばれています。これはアメリカの生物学者サリーフォックスさんが私財を投じて、自分で畑を耕し繊維の長い綿花と交配しさせ茶綿の品種改良を始めた事で誕生しました。タンニンによる茶綿は虫が付きにくくオーガニック栽培にとても適していました。この天然原料ならではの色や風合いの違いなどはデメリットにも思えますが、これをデメリットと捉えるか「個性」と捉えるかはその人次第だといえます。ぜひとも「個性」と考えられるような優しい世界であって欲しいと思います。
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